音楽はお好きですか?
皆さん、好きな音楽はありますか?
思い出に残っている曲、好きなアーティストの曲やなんとなくいつも口ずさんでしまう歌など、誰しも好きな音楽があると思います。
私は小さい頃からクラシック音楽が好きでよく聴いています。
最近はフォーレの【ピアノ五重奏曲第一番】にハマっています。
jpopではMrs. GREEN APPLEも好きです。
そして弊社の散骨セレモニーの際には、どのようなジャンルの音楽でも、共に故人をお見送りすることができます。
またヴァイオリンやクラリネットなどの楽器で、生演奏をしながら散骨セレモニーを行うことも可能です。
波の音だけが聞こえているセレモニーも私は好きですが、音楽があるとないとでは故人を想う気持ちやその場の雰囲気が違ってきます。
音楽の力は偉大だなと感じる時です。
散骨の時に選ばれる人気曲
ご遺族の方のご要望が多く人気の曲といえば、ショパンの【別れの歌】です。
とても有名ですよね。
ヨーロッパでは「Tristesse(悲しみ)」や「L’intimité(親密、内密)」「L’Adieu(別離などの愛称で親しまれてます。ショパンが「成功を夢見る感情」と「故郷を懐かしむ感情」の両方が込められている曲です。
哀愁漂うメロディはとても美しく情感溢れ、落ち着いて故人を想うことができる曲なのかもしれません。
他にクラシックで人気なのは、シューベルトの【アヴェマリア】やパッヘルベルの【カノン】、バッハの【G線上のアリア】です。
どの曲もゆったりとしていて、穏やかな海での散骨セレモニーにぴったりだと思います。
歌謡曲では美空ひばりの【川の流れのように】が人気です。
また、以前故人のために八代亜紀の【舟歌】を捧げてほしいという、ご遺族からのご要望もありました。その方は元々漁師をしており、お酒が大好きだったそうです。
詳しくお話を聞かせていただくと、まさに歌の中の主人公のようでした。
そして海で生きた男は海に還す。
ご遺族がおっしゃっていた言葉は印象的でした。
どんな音楽でも大丈夫
人気の曲を取り上げましたが、これはほんの一部です。
フィンランドでの散骨をご希望された方の中には、シベリウスの【フィンランディア】もありました。シベリウスとはフィンランドの作曲家で、フィンランディアはフィンランドへの愛国心の高まりが表現された曲です。
その方は生前はクラシック音楽が好きで、フィンランドといえばシベリウスという理由で選ばれました。
ちなみに私はシベリウスでは【ヴァイオリン協奏曲】が一押しです。
フィリピンでは、ノリのが良くアップテンポなR&Bやジャズのご要望もありました。
どんなジャンルの音楽でも何も問題ないと思います。
「葬送の場だから」「そういう雰囲気ではないから」などの理由で多くの人が諦めているのが現状です。
音楽を通して自分がどのような気持ちで故人を送るのか、意識を傾けてみてはいかがでしょうか。
セレモニー時の生演奏
先にも述べましたが、弊社では散骨セレモニー時に、楽器の生演奏が可能です。
すでに録音された音源とは違い、セレモニーで演奏している者の音には、故人やご遺族に気持ちが寄り添い、その時々の想いや魂が込められています。
海の上や森林の中で、生演奏の音楽を故人に捧げることは、故人にとっても遺族にとっても、とても素敵な最期を迎えられることでしょう。