大切なペットの散骨~お墓にとらわれない供養方法~

執筆者:Tomo

大切なペットの散骨~お墓にとらわれない供養方法~

目次

ペットの散骨という選択肢

ペットは、今では家族と同じくらい大切な存在になっています。一緒に過ごした日々には、楽しかったことや癒された思い出がたくさんあります。だからこそ、もしその子が旅立つときには、「どうやって見送ってあげようか」と考えることがとても大事になります。

近年では、ペットの供養の方法もいろいろ選べるようになってきました。昔のように火葬してお墓に納めるだけではなく、「自然に帰してあげたい」、「もっと自由な形で見送りたい」と考える人も増えています。そのような中で、注目されているのが「散骨」です。

ペットの散骨は、人の散骨と同じように、遺骨を海や森、思い出の場所に還す方法です。自然の中でその子を見送ることで、「最後は自然に還してあげたい」という想いを形にできます。

最近は、散骨を選ぶ人飼い主さんが少しずつ増えているのです。

関連記事:【ペットの供養方法~いつか迎える最期の時~

なぜペットの散骨が選ばれているのか

なぜ今、ペットの散骨を選ぶ人が増えているのでしょうか。そこには、私たちの暮らしや価値観の変化が大きく関わっています。

かつては、ペットはあくまで「ペット」として扱われることが一般的でした。しかし今は、犬や猫だけでなく、ウサギやハムスター、鳥、時には爬虫類まで、多くの人がペットを家族の一員として迎えています。一緒に食事をしたり、旅行に出かけたり、誕生日を祝ったり、家族写真にも自然に写るようになりました。だからこそ、大切な家族として過ごしてきたペットが旅立ったときに、「人と同じように丁寧に見送りたい」と考えるのは、とても自然な想いでしょう。

さらに、ペットの散骨が選ばれる背景には、「お墓を持たない」という新しい価値観の広がりがあります。

近年は人の供養でも、墓じまいや散骨など、形にとらわれない選択肢が増えています。そしてペットも、「お墓に納める」のではなく、「自然に還してあげたい」と考える人が少なくありません。こうした流れの背景には、住宅事情やライフスタイルの変化が大きく影響しています。

たとえば、マンション暮らしのように、自宅にお墓を持つことが難しい環境だったり、転勤や引っ越しが多い方にとっては、どこか決まった場所に遺骨を納める形が、自分たちの暮らしに合わないと感じることもあります。

一方で、「ペットの散骨は法律的に問題ないのだろうか」と不安に感じる方もいるでしょう。しかし、日本ではペットの遺骨は「廃棄物」ではなく「物」として扱われています。そのため散骨自体に問題はありません。

ただし、人の散骨と同じように、「節度を持って行うこと」が大前提です。公共の場所や私有地で、無断で行うことはマナー違反にあたり、トラブルにつながる可能性があります。そうしたことを避けるためにも、弊社のような、散骨を専門とする事業者に依頼するケースが一般的です。場所の相談や準備、当日の進行まで、専門のサポートがあるので安心です。

関連記事:【散骨できない場所~条例規制やマナー~

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ペットの散骨の流れと注意点~場所選び・粉骨・マナーのポイント

では、ペットの散骨を選ぶとしたら、どんなことを考え、どう進めればいいのでしょうか。

まず考えたいのは、「どこに還してあげたいか」ということです。よくお散歩した思い出の海など、心に残る場所を選ぶことができます。

自宅の庭や敷地内での散骨を考える方もいます。「いつでもそばにいたい」「毎日声をかけたい」という想いからです。ただし、住宅地で行う場合は、近隣の理解が必要になることもあります。トラブルを避けるためにも、慎重に検討することが大切です。

また、散骨をするには、火葬を済ませたあと、遺骨をパウダー状にする「粉骨」という作業が必要です。ペットの場合でも、これは人と同じです。「節度をもって行うこと」という散骨の原則から見ても、粉骨は必須と考えてよいでしょう。実際、ほとんどの散骨専門業者では、粉骨が前提になっています。

弊社「海と森のセレモニー」では、海外の美しいリゾート地での散骨を承っています。青い海や穏やかな自然の中で、大切な家族を見送ることができます。ご遺骨の粉骨から散骨まで、すべて一貫してお任せいただけます。 ペットの散骨にも対応しており、ご希望に合わせたプランをご提案しています。

関連記事:【粉骨から海外リゾート散骨へ~「海と森のセレモニー」の一貫サポート

ペットと共に散骨

自然に還すペット散骨

散骨の魅力は、自然の中に還せることです。場所に縛られず、心がすっと軽くなるような安心感があるのも、その大きな理由のひとつです。またお墓の管理もいらないので、引っ越しや暮らしの変化を気にする必要もありません。

ただ、「やっぱり形として残る場所がないのは少し寂しい」と感じるときは、遺骨の一部をカプセルやペンダントにして、「手元供養」として身近に置いておく方法を選ぶこともできます。

関連記事:【手元供養とは~メリットとデメリット・手元供養品の種類~

関連記事:【海外リゾート散骨後の手元供養品

ペットの散骨は、ただのお別れではなく、これからも自然の中で一緒にいる、そんな見送り方でもあります。お墓がなくても、海を見たり森を歩いたりするたびに、その子のことを思い出すことができたり、自然の中で、いつまでも心の中にいると感じながら過ごせます。

「青い海が似合う」「森の中で静かに眠ってほしい」「いつでも家族のそばにいたい」。そんなふうに思ったら、ぜひ弊社に気軽にご相談ください。

私たちは、大切な家族を自然の中へ送り出す時間が、感謝と愛に包まれた穏やかなものになるよう、心を込めてお手伝いしています。

まとめまとめ

1.大切なペットを、海や森に遺骨を還す散骨という供養を選ぶ人が増えている

2.ペットを家族として見送る考えが当たり前になり、暮らしや価値観の変化によって、散骨が選ばれるようになった

3.ペットの散骨は、希望の場所を選び、粉骨を行ったうえで、節度を守って行うことが大切

4.海と森のセレモニーでは、海外の美しいリゾート地でのペット散骨を承り、粉骨から散骨まで一貫してサポートしています

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