田村淳さん海洋散骨体験を語る~墓じまい後の供養~

執筆者:Tomo

田村淳さん海洋散骨体験を語る~墓じまい後の供養~

目次

墓じまいから海洋散骨へ

近年、遺骨を粉末状にした遺灰を海に撒いて、亡くなった人を供養する「海洋散骨」が広がりをみせています。その背景として、少子化が進み「墓じまい」のニーズの高まりや、供養の仕方の多様化があります。

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また亡くなった後も、故人の希望を叶えたいことからも「散骨」が人気になっています。
「釣りが好きだった父の骨を散骨してあげたい」「新婚旅行の思い出がここの海だったから」というような気持ちで海洋散骨される人も増えてきています。

そして最近では、散骨に関してもっと詳しく知ることができる「散骨体験」を実施している業者もあります。先日、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが参加したとXに投稿されていましたね。

散骨は、従来のお墓とは違い、イメージがしにくい一面があるかもしれません。
そこで将来的に海洋散骨を考えられている人に具体的にイメージしてもらうために、実際に船に乗って散骨を体験するのです。

献花や献酒、黙祷などした後、実際の遺灰や遺灰に見立てた小麦粉が入った袋を海に撒く模擬散骨を体験することができます。体験することで、散骨に関する不安や疑問も解消されることでしょう。

散骨体験のメリット

・海を最期の別れの場所として直接感じられる


海は散骨場所として人気があります。やはり命の起源を思わせるのでしょうか。
散骨場所へ向かう船上は気持ちの良い風と潮の香り、波の揺れを感じることができ、とても爽やかです。これから壮大な自然の一部になるための「船出」を体験することができます。

・散骨業者が自治体や住人、環境への配慮が考えているかどうか確認できる


日本では、海洋散骨に関する法律上の定めはありません。散骨は令和2年度に厚生労働省が発表した散骨事業者向けの【散骨に関するガイドライン

では「葬送のための行為で節度をもって行われる限りは問題ない」と解釈され適法とされています。

しかし地域によっては、散骨に関する条例や規制があります。

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そして法規制が曖昧な分、散骨業者を選ぶ際にも注意が必要です。

「散骨実施場所の条例を遵守しているか」「遺骨は粉骨化したパウダー状のものを撒くようにしているか」「散骨を地域の住民や漁業関係者の目の届かないところで行うようにしているか」「献花、献酒は海の環境に問題ないものを使用しているか」などを、散骨体験時に確認すると良いでしょう。

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また海洋散骨にあたって、安全面への配慮を行っていることも重要です。ライフジャケットを完備している業者を選びましょう。

散骨体験で、実際の散骨セレモニーそのものと同じようなことができるのは、海洋散骨の素晴らしさを知ることにも繋がると思います。また海洋散骨についての質疑応答時間も設けられていてることもあるので、散骨に対する理解も深まるでしょう。

水面に浮かぶ花

散骨体験や散骨の際に知っておくと良いポイント

・船酔い


当然波の上なので船は揺れます。散骨は近隣住民や漁業関係者への配慮から、ある程度沖合で散骨する必要があるので、波もさらに高くなります。場所によっては公園のシーソーくらい揺れる場合もあります。普段から船に乗り慣れている人であれば大丈夫かもしれませんが、乗り物酔いしやすい人は、事前に酔い止めの薬を準備しておいた方が良いでしょう。また、散骨体験でなくとも、海釣りでもクルージングでも良いので、船に実際に乗ってみて散骨をイメージするのも良いかもしれません。

・天候に左右される


風の強さや波の高さ、大雨などの天候に大きく左右されます。船が出せない場合は別の日に延期する必要があります。また晴れていても、風が強い場合船を出さないこともあります。「強い風」は「大きい波」に繋がるのです。弊社では、フィリピン、フィンランド、オーストラリアの海で散骨を実施しています。こちらも天候によっては、希望日に散骨を行えない可能性があります。

・散骨後のことも考えておく


普段のお墓参り、お盆やお彼岸、一周忌や三回忌などの年忌法要の時期はどうするのかなどといった、故人や先祖に感謝し供養する機会は、故人の死を受け入れるための「グリーフケア」を考えても、大切な行事と言えます。

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散骨をした後も、やはり故人を偲ぶ機会はあったほうが良いでしょう。
そして、節目節目に散骨場所を訪れてみるのはいかかでしょうか。

弊社では「海外リゾート地」を散骨場所としています。素敵なリゾート地が、思い入れのある土地に変わり、何度も足を運ぶ機会になるかもしれません。

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海に浮かぶボート

ロンドンブーツ1号2号田村淳さんが選んだ供養のかたち~墓じまいと海洋散骨体験

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが、以前テレビ番組「ワイドナショー」で、海洋散骨について語っていました。

淳さんは、生前に母から、「私が死んだ後は、遺骨は海に撒てほしい」という要望を受け、色々な散骨業者を調べたそうです。そして自分も「こういう選択肢もあるんだ」と関心を持ったと明かしていました。

さらに母は「私の代で(田村家の)墓をしまう」として、墓じまいを決断し、その上で淳さんに「(あなたの死後は)自分で墓を建てるか、納骨するか、海洋散骨にするか決めなさい」と指示したそうです。

そこで淳さんも「(自分も)海洋散骨が良いなと思って、奥さんと話し合って予約してんるんです」と語っていました。既に7歳の娘にもそれを伝えて、宮古島に撒いてもらうことが決められているそうです。

そしてお墓参りとして「宮古島に遊びに来た時、手を合わせてくれるぐらいでいい」とも話していました。

また淳さんは都内の海洋散骨体験会にも参加されていました。そこで実際に体験することで、散骨のイメージがかなりできたそうです。

散骨体験した人の中には「散骨することで、想像よりもしっかりお別れをしているんだなと思えた」「遺骨を収める場所ではなく、お別れ会という要素が強いので、偲ぶための航海という印象」「海で散骨することで、心が整理される時間にもなると思う」という感想を持たれた人もいるようです。

散骨体験を通して、大切な方のお見送りと自分自身をどう見送られたいか、2つの視点で考えることができるでしょう。また実際に海洋散骨セレモニーを行うことで、心に区切りをつけることができたり、故人を失った悲しみが癒され、前向きな気持ちになれるかもしれませんね。

まとめまとめ

1.近年、墓じまいのニーズの高まりや、供養の仕方の多様化から海洋散骨を選択する人が増えている

2.海洋散骨体験をすることで、実際に海を最期の別れの場所として直接感じられたり、依頼する散骨業者が自治体や住人、環境への配慮が考えているかどうかを確認できるメリットがある

3.散骨体験や散骨の際には、予め船酔いの対策をしたり、また天候によっては散骨が行えない場合があることを知っておきましょう

4.ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、母親の遺言により海洋散骨を検討し、自身も宮古島での散骨を予約したと「ワイドナショー」で語っていた

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